花山天皇祭

第六十五代天皇【花山天皇】

第六十五代天皇【花山天皇】「月百姿 花山寺の月」月岡芳年画

第六十五代天皇【花山天皇】「月百姿 花山寺の月」月岡芳年画

崩御は、千八年三月十七日(旧暦で見ると寛弘五年弐月八日)

【別称】 華山院・入覚 いみなは師貞

【陵所】紙屋川上陵かみやのほとりのみささぎ 
即位17歳、在位一年十ヵ月、宝算41歳。
誕生 九百六十八年十一月二十九日(安和元年十月二十六日)

世の中を はかなき物と 思ふにも

 まづ思いづる 君にもあるかな

【通釈】世の中を儚いものだと思うけれども、そんな私にも真っ先に思い出されるのがあなたのことなのだ。これは太政大臣・藤原為光ためみつの娘三の君を詠んだものか?

冷泉天皇の第一皇子、母は太政大臣藤原伊尹これただの娘の女御にょうご懐子ちかこ。叔父円融天皇の禅りをうけて、十七歳で践祚せんそされた。外戚がいせき藤原義懐よしちか (伊尹五男) と右大臣藤原兼家の不遜なる策略により花山寺で落飾らくしょく。入覚と号し、花山法皇と称し諸寺を遍歴へんれきし仏道を修めた。
絵画や建築の才能にも恵まれ、芸術的なセンスに秀でていたと語り継がれている。出家後は諸国をめぐり、旅を重ねながらの歌人であり花人であった御生涯だ。「拾遺和歌集しゅういわかしゅう」は出家後の花山院の親撰だとする説が有力。