【後鳥羽天皇】祥月御命日

【後鳥羽天皇】祥月御命日

第八十二代天皇【後鳥羽天皇】(伝藤原信実筆、水無瀬神宮蔵)

第八十二代天皇【後鳥羽天皇】(伝藤原信実筆、水無瀬神宮蔵)

文武両道に秀で、文化芸術を愛した多才ぶりを発揮した後鳥羽天皇。

和歌の三大集の一つである「新古今和歌集」を藤原定家に命じ編纂されました。新古今和歌集に代表される歌風や歌調は、その後の和歌の作風に大きな影響を与え「新古今調」と呼ばれています。

19歳という若さで第一皇子の「土御門天皇」に譲位し、後鳥羽上皇となります。その後、「順徳天皇」、「仲恭天皇」と3代23年間に亘って院政を敷きました。

1221年、鎌倉幕府の倒幕の企て(承久の乱)が失敗して隠岐に流され、延応元年2月22日、都への帰還の夢はついに叶わず、無念の中ひっそりと崩御されました。

後鳥羽天皇御火葬塚 島根県HPより

後鳥羽天皇御火葬塚 島根県HPより

後鳥羽上皇御製

 吹く風も をさまれる世の うれしきは

  花みる時ぞ まづおぼえける

【通釈】

内裏の「左近の桜」を見て詠んだものだといわれています。

春爛漫と咲き匂っている桜の花を見ると、風が静まる穏やかな時の様に世の中が治まっている事は喜ばしいものだと想うと詠まれた御心が拝察されます。
コロナ禍が治まりこの歌の様に桜の花見をしたいものですが、今年はまだまだ無理のようです。