大津市の教員による体罰事件

大津市市立南郷中学校で生徒に対する教員による体罰事件が発生した。

大津市は、かつて学校関係者と教育委員会が組織的にグルになって隠蔽工作をしていた曰く付きの自治体である。

報道では県教育委員会が処分を下すまで有識者による検証会議の意見をふまえて再発防止策を検討するとなっているが、横行している教員による体罰を検討するだけで終わらせてもらいたくないものである。

教員の体罰による懲戒処分の推移

Fig.教員の体罰による懲戒処分の推移

教員の体罰による訓告処分の推移

Fig.教員の体罰による訓告処分の推移

 

大津市立南郷中で7月、男子ソフトテニス部に所属する2年の男子生徒が校舎の周りを80周走るよう顧問の男性教諭(31)に命じられ、熱中症で搬送された問題で、市教育委員会は25日までに、教諭の指示は「懲罰目的」とし、体罰と認定した。

市教委が認定した事実によると、教諭は7月12日、試合形式の練習で男子生徒のサーブミスが多いことを理由に、1周約230メートルの校舎の周りを80周(約18.4キロ)走るよう指示した上、4周目以降は走っている様子を確認しなかった。

教諭の行動に対し、市教委は「サーブの練習にランニングが直接的な効果を持つとは言いがたく、懲罰的な目的で課されたことは明らか」などと指摘。「教育的指導の範囲を逸脱する許されない体罰」と結論付けた。

同校では6月にも、教室の掃除を指示されたにもかかわらず部活動に向かった1年の男子生徒に対し、担任の男性教諭(28)が首元をつかみ暴言を吐いた事案があり、市教委はこれについても体罰と認定した。

市教委は2教諭を自宅待機としており、今後県教委が処分を検討する。

出典:日経新聞

 

大津市立中で7月、2年の男子生徒が部活動中に、顧問の男性教諭(31)から校舎周辺を80周走るよう指示され、熱中症になった問題で、市教委は24日、「指導の範囲を逸脱した体罰」と認定し、滋賀県教委に調査内容を内申することを明らかにした。県教委は教諭を処分する方針。

市教委が「教育長・委員協議」で調査結果を報告。市教委によると、教諭はプレーでミスが多いとして「罰走」を指示。市教委は▽技術指導を行うべきで、罰走は精神論的な懲罰▽連日の猛暑で熱中症の危険性は予見できたのに注意を怠った――などと判断した。

教諭は昨年、忘れ物をしないよう別の生徒の腕に油性ペンで「ハチマキ」と書いたり、通知表で評価が低い部員に罰走をさせようとしたりしたことも判明。教育委員は「昨年には兆候に気付けたはずで、校長らが協力して若手を指導する仕組みが必要」と指摘した。

同じ中学の別の男性教諭(28)が今年6月、教室の掃除をしなかった1年生男子生徒の襟をつかみ、不穏当な発言をしたことについても、市教委は体罰と認定。同様に県教委へ内申する。

市教委は、教諭2人を県教委の処分まで自宅待機とし、有識者による検証会議の意見を踏まえ、再発防止策を検討する。

出典:読売新聞