国体について

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国体の本義


壱、国体と政体

 

 国体とは、国の成立とその国特有の国のかたちである。
 簡単に説明すれば政体とは権力機構であり、国体とは権威の根本となる重要な意義であると言えるのである。
例に取ればアメリカ合衆国などは政体国家の代表であり、世界の大半は、国体を放棄した民主主義や共産主義を掲げた政体国家となっている。 国体と政体の両方をそなえた伝統的支配国家は、世界全土を見ると50ヶ国の伝統的支配の王国が存在する。先進国の欧州でも英国を代表に10国(オランダ王国、スウェーデン王国、スペイン王国、デンマーク王国、ノルウェー王国、ベルギー王国、モナコ公国、リヒテンシュタイン公国、ルクセンブルク大公国)が存在するがその歴史は浅く我が国の国体とは比ぶべくもない。バチカンは官職的カリスマ支配と言えるであろう。

 

 

弐、ピラミッド型王朝と円心型王朝

 現在の欧州にある諸王室には当てはまらないが、ヨーロッパや朝鮮中国の王権はピラミッド型収奪システムであった。
 それに比べ日本の天皇制は円心型であるという大きな相違点があったのである。 有史に名を残す各王朝が長くても数百年で滅びている事実を見たとき、日本の皇室だけは連面と存続してきた理由の一つでもあるという事を理解できるであろう。

 例を挙げると、中世の日本における円心型王朝は、(太古と建武の中興期を除いて)天皇は最高位者でありながら不決断者であった。 公家勢力・武家勢力・寺社(宗教)勢力・商業勢力が互いに競うが、その中心には常に万世一系で連綿と続く天皇がおり、建国以降現在まで「神事」を最優先としている事が事実としてあるのである。

 不決断者であったが故、政体と国体の分離が見事に成されてきたのである。

 

参、日本のナショナリズムと欧米のナショナリズムの相違

 異民族を迫害しながら自民族の結束を図る欧米のナショナリズムと日本のナショナリズムが決定的に相違する点は万世一系の天皇制にあるのである。

 

四、国体の本義

 世界史を見ても、ここまで万世一系で連綿と天皇陛下を守り抜いて来た国はない。 それが、日本の国体の本義であり『日本の誇り』なのだ。

 

五、守護者としての天皇

 天皇は、道徳、伝統的価値観、民族固有の良き文化風俗の守護者でもある。
例えば、『日本語』を例に取ると、上代から連綿と続く歌会始の儀は、美しき日本語を守る儀式でもあることを考えると天皇は日本語の守護者でもあると言えるのである。
農事、道徳、伝統的価値観、民族固有の良き文化風俗に於いても守護者といえるのである。

 

平成二十七年水無月 鈴木 誠厳


※ 資料1 MaxWebeの正統支配の3類型

ドイツの 社会学者・経済学者のマックス・ウェーバーの支配類型論では、

 

● 伝統的支配
昔から妥当してきた伝統の神聖性にたいする信仰に基づく支配の事。
伝統を神聖視し被支配者が自発的に支配者に服従している形。
この場合の忠誠心は恭順とよばれる男性支配・封建的主従関係・君主制等がある。
例)日本国天皇、イギリス王室

 

● カリスマ的支配
特定の人物に備わった超自然的または超人間的な資質にたいする信仰に基づく支配形態の事です。
例)ヒットラー、ナポレオン、レーニン、毛沢東

 

●日常化の手法によるカリスマ的支配
① 世襲カリスマ的人物の子孫もまた、カリスマを持つと考え、代々カリスマを世襲する形態です。
例)本願寺の法主・茶道花道の家元
② 官職カリスマは組織上の地位にカリスマ性を付与して、継承していきます。
例)ローマ法王・ダライ=ラマ

 

● 合法的支配
制定された規則の正当性を自明のものとして支配する形態で、情緒的なきずなは存在しない。
行政官僚制の支配・企業、近代社会における主要な支配形態となっている。

 

※ 資料2 日本と他の王朝ちがいを見事に言い当てている北一輝の言葉

「自分はシナ(中国)に生まれたら、天子になれたと思うよ」

 

※ 資料3

『万世一系の天皇皇祖の神勅を奉じて永遠にこれを統治し給ふ』
【文部省:昭和13年】

 



 

 

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