イージス・アショア(Aegis Ashore)の導入計画

防衛省が、来年度の予算案の中でイージス艦に搭載している迎撃システムの地上配備型(イージス・アショア)の導入を計画しているという。ご存知の通り、現在のイージス艦に搭載している戦闘システムは、通常の兵器に対しては、世界最強の迎撃力を持っている。これを地上に配備しようという計画である。

Launch of SM-3 interceptor during FTM-18
Launch of SM-3 interceptor during FTM-18

 考えてみれば、イージス艦は何も海上にばかりある必要はないということでもある。
 北朝鮮は、弾道ミサイルの配備をいわば生存権維持のため必死になって実現しようとしているが、核兵器を持たない我が国もこれへの対抗策を必死になって模索する必要がある。これまでのように、我が国の防衛を米国任せにすることは、とてもできない。今後の米国は、トランプ大統領のように自国最優先の政策を採用して行くであろう。その意味でも、我が国の防衛に関して、できる方策は可能な限り取って行かねばならない。
 さらに同省は、航空自衛隊に宇宙状況監視運用部隊を設置する意向とのことだ。この部隊はシナの衛星破壊兵器や、宇宙ゴミに対処に対処する方針である。いわば我が国初の宇宙専門部隊である。隣国シナが、サイバー空間や宇宙空間を戦略的に重視して攻撃体制を整えている今日にあっては、遅きに失した感がないが、それでも宇宙空間での自主防衛に転じた点は評価したい。

北面武士

Ground Based Interceptor
Ground Based Interceptor

※ イージス・アショア(Aegis Ashore)
陸に揚がったイージスBMD(弾道ミサイル防衛 Ballistic Missile Defense)の呼び名。
弾道ミサイル迎撃は、基本的には3つに分けられ、併せて使用することで撃墜率を高める。
① 発射直後のブースト段階で破壊 ➡ ミサイル自体が低速で、弾頭を切り離す前なので迎撃が比較的容易である。しかし、敵領空内での迎撃となる可能性が高いため、制空権が確保されていない場合は運用は困難である。
② 発射後大気圏外で慣性飛行している段階で破壊 ➡ 宇宙空間を慣性飛行する敵弾をSM-3・GBI(Ground Based Interceptor)ミサイルで迎撃撃破する。
③ 着弾前の再突入段階で破壊 ➡ THAAD(Terminal High Altitude Area Defense)・パトリオットPAC-3システムで迎撃破壊する。

 

 

※ 宇宙状況監視運用部隊

宇宙状況監視(Space Situational Awareness: SSA)について
内閣府宇宙戦略室
1.現状
○運用を終えた人工衛星、ロケットの上段部等、地球の回りを回っている宇宙ゴミ(スペースデブリ)の総数は年々増加し、米国の監視ネットワークが現在補捉している10cm 以上のスペースデブリだけで2 万個以上と言われている。大多数のスペースデブリは地表2000km 以下の高度を秒速7~8km(時速2 万5000km 以上)の高速で周回しており、小さな
スペースデブリでも人工衛星等に衝突した場合には大きな被害をもたらす可能性がある。
○平成19 年、中国が自国の人工衛星を弾道ミサイルにより破壊する実験を行ったことに続き、平成21 年には、米国とロシアの人工衛星が周回軌道上で衝突したことで多数のデブリが発生。今後、デブリの数はデブリ同士の衝突連鎖によっても更に増大していくと予想されており、我が国をはじめとした各国の宇宙活動にとって、スペースデブリは大きな脅威となっている。
○米国では人工衛星等へのスペースデブリの衝突等を回避するため、国防総省戦略軍統合宇宙運用センター(JSpOC)が地上や宇宙に設置した観測機器により宇宙の状況を監視。その結果得られた情報を我が国をはじめとする他国政府や商業衛星運用者に対し無償で提供している。本年5月には,米国からより迅速で詳細な情報提供を受けることを可能にす
る国際約束「日米宇宙状況監視(SSA)協力取極」を締結した。その一方で、米国のスペースデブリ観測網は東アジア等において十分な観測能力を有しているとは言えず、米国の厳しい財政事情を背景として、米国は安全保障や民生利用に資する宇宙インフラの共同利用(アセット・シェアリング)や情報共有を同盟国である日本に期待。
○我が国は、政府が運用する衛星20 基、民間が運用する衛星20 基の合計40 基の人工衛星等を保有・運用する世界で四番目の衛星保有国。宇宙開発利用拡大に向け、以下の取組等を通じ、我が国は宇宙環境の保全に率先して貢献している。
2.我が国の取組状況
○国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)における「宇宙活動の長期的持続可能性」についてのベストプラクティス・ガイドライン策定等への貢献や、欧州が提案する「宇宙活動に関する国際行動規範 (Code of Conduct for Outer Space Activities)」の策定に向けた議論等に積極的に参加。
○平成25 年3 月11 日に開催された「宇宙に関する包括的日米対話」第一回会合においても米側からSSA に係る日米協力への関心が示され、我が国からのSSA 情報の提供も含めた今後の日米協力の在り方について、日米間で議論が進められている。
○平成25 年度は、内閣府が政府全体のSSA 実施体制の構築に向けた調査研究を、防衛省と連携しつつ実施。我が国政府の複数組織にまたがるSSA 機能の分担及び組織間の連携の在り方等について検討を行っている。
○平成16 年より、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は財団法人日本宇宙フォーラム(JSF)が保有する上斎原のレーダ及び美星の光学望遠鏡を用いてスペースデブリを観測・解析し、JAXA が運用する衛星のデブリ回避に活用している。
以上

 



男系天皇を護っていくこと

祝!連載百回!
男系天皇を護ってゆくことは、日本民族の神聖な伝統である。敗戦後、この伝統を護った一群の人々がいた。源田実司令を中心とした海軍の人々である。このほど、この人々のことを記した貴重な本が出版された

神武天皇版画。月岡芳年作
神武天皇版画。月岡芳年作

この本は「極秘司令皇統護持作戦」である。源田実先生は参議院議員をされ、私たち若者を非常に大事にされた。私たちが主宰した勉強会の合宿にも時折ご参加いただき語り明かしたものである。
 その先生が、晩年に我々に語ってくれたことがこの極秘作戦であった。「宮崎県のある場所」とだけは伺っていたが、詳細なことは聞けずじまいで、先生は鬼籍に入られた。でもこの本は、天の配慮と感謝している。男系天皇の皇統を護持することこそ、究極的には本会の目的でもある

私たちが大学に入った当時は、左翼過激派の学生運動ー三派全学連ーが全盛時代だった。その左翼に対抗する形で右側、つまり民族派の学生運動も勃興する。私もその一員だった訳である。その民族派の学生たちの多くが参議院選挙で支援したのが、海軍のパイロットであり真珠湾攻撃の立役者。いわば我々の「英雄」だった源田実先生だった。当時、源田先生は、自民党参議院全国区に立候補しており二期目だった。私たちは「英雄を落としてはいけない」として奮闘したものだ。その仲間が、その後も同志として親しく付き合っている。

 

北面武士

源田実先生
源田実先生

源田実先生
明治37年(1904年)8月16日
広島県山県郡加計町(現-山県郡安芸太田町)生まれ。
大正10年、海軍兵学校に海兵52期として入学。
昭和10年、海軍大学校35期甲種学生とる。
自衛隊では初代航空総隊司令、第3代航空幕僚長を務め、ブルーインパルスを創設した。
昭和37年、自衛官を退官、参議院議員4期24年務め永年在職議員に表彰される。

極秘司令皇統護持作戦
極秘司令皇統護持作戦

極秘司令皇統護持作戦
【内 容】 日本の降伏が告げられた玉音放送の2日後、昭和20年8月17日。海軍最強の戦闘機隊・第343航空隊の面々を前に源田実司令は言った。「死ぬよりも重要な任務がある。無期限の覚悟でやってほしい」
GHQによる天皇処刑という最悪の事態に備え、皇族を九州山中に隠匿する極秘作戦。選ばれしは精鋭24名。天皇家の血筋を護るため、彼らの長い戦いがはじまった。
「皇統護持作戦」の知られざる全貌を描く感動のノンフィクション!
【単行本】 254ページ
【出版社】 徳間書店 (2017/7/21)
【著 者】 将口 泰浩



支那の習近平による「習思想」樹立か

シナの新しい独裁者を狙う習近平が、今度は「毛思想」ならぬ「習思想」の樹立と、その強制を目指している

Xi_Jinping_Baidu Baike
Xi_Jinping_Baidu Baike

習近平主席は、まだ任期半ばに過ぎない。こうした時期に、「習近平思想」を「指導思想」と位置付け、全国に強要していることは異常とも思える。
 あるいは「反腐敗闘争」で反対派を一掃したことの自信か、それとも権力強化への焦りなのかは分からない。しかし、現在各地で「習近平思想」を「指導思想」として共産党の党規約に盛り込んだり、強要する動きが出ていることは確かである。
 同党宣伝部では、「習近平思想」が、「完全で科学的な理論と実践の体系となり、思想体系となった」と説明している。具体的な内容としては
1、「中国の夢」の求心力。
2、世界の新時代を導く構想。
3、世界の新秩序への転換ーなどである。
つまり世界の指導者として覇権国家の「中国の夢」を実現したいということなのだろう。
従来の共産党指導者では、「毛沢東思想」が有名である。それ以降では、改革開放を唱えて成功させた「鄧小平理論」、江沢民の「三つの代表」、胡錦濤の「科学的発展観」などがある。

だが習氏は、これら前任者を越えて、毛沢東と並ぶ権威に位置付けることを狙っているようだ。独裁者の欲望は止まることを知らない。いずれは毛沢東同様な個人崇拝を強要することになるだろう。

北面武士



南北戦争の心の傷をまだ引きずる米国

150年前に終わったはずの米国の南北戦争の心の傷はまだ深いようだ。米国の愛国主義を主張するトランプ大統領の出現が、それを助長している

Charlottesville-DowntownMall
Charlottesville-DowntownMall

このほど、南北戦争時に南部の首都があったバージニア州、シャーロッツビルで白人優位主義を掲げる団体が集会を開こうとして、抗議する人々との間で衝突事件が起きた。この衝突事件で死者1人、重軽傷者30人の被害が出た。マコーリフ州知事が非常事態を宣言したというから相当なものだ。

 もともとこの集会は、同市内の公園に設置してあった南北戦争時の南軍司令官リー将軍の像を撤去する計画に反発した人々が、全米各地から集まって開催したものだ。私はそもそも南軍の象徴であるリー将軍の像を撤去しようとすること自体が問題だったのではないかと思う。当然、南部にシンパシーを抱いている人々は反発するだろう。
 これにトランプ大統領の出現で、これまで抑圧されていた白人労働者や貧困者が勢いを得ていることが背景にある。マスコミは白人優位主義者の集会を非難しているが、そんなに単純なものではない。

北面武士



日本を護った軍人の物語 岡田幹彦著

今、学生時代の民族派の同志であった岡田幹彦氏の本「日本を護った軍人の物語」を読んでいます。その中で明治時代に情報将校として活躍した福島安正中佐のことが書かれた一章があります。福島中佐は欧州の政治情勢、特にかつては強国であったポーランドの滅亡のことを、警告を込めて報告していますが、どうもその実状が現代の日本と似ているので慄然とさせられました

日本を護った軍人の物語 岡田幹彦著
日本を護った軍人の物語 岡田幹彦著

ポーランドは、16世紀までは中央ヨーロッパの大国だった。しかし、18世紀末に、ロシア、プロシア、オーストリアの三国によって滅ぼされたのである。この三国による第一回目の分割は1772年で、ロシアの女帝カザリンの提唱により肥沃な平野の三分の一が、三国に分割された。これに対し、同国では独立のための義勇軍が結成されて戦ったが、敗れ失地回復には至らなかった。その後、二回目の分割を経て、1795年には三回目の分割で全土が三国に奪われてしまったのである。
 欧州の主権国家が、地上から消え失せ、ポーランド人は亡国の民となった!! 国家が滅亡し、流浪の民となったのはユダヤ人だけではないのだ。19世紀後半から20世紀にかけて、欧米列強はアジアで次々と各国の植民地化を進めていたが、日本も危機的な状況にあったことは変わりない。
 君主国であったビルマも、当時はイギリス軍に征服されようとしていた。これに対し、福島中佐は「ビルマがこうなったのは、国家の指導者たちが民族存亡の危機に当たり、内外の情勢に盲目で生き残るための戦略を少しも考えず、国家防衛の大義を忘れ、ただ自己の利益と保身のために政権争いにのみに熱中し、忠君愛国の精神が地を払って消滅した結果にほかならない」との視察記録を書い明瞭に分析している。
 この言葉を現代の日本に当てはめて見れば、あまりにも的を得ていることに慄然とするではないか!
国家存亡の理屈にポーランドだろうとビルマだろうと差がある訳ではない。

国防の大義を忘れた国家は滅びるしかないのである。

 

北面武士

※日本を護った軍人の物語 
【内 容】 本書は日清・日露・大東亜戦争において活躍した軍人の物語である。なぜ、彼らは職務と国家に身命を捧げたのか? 日清・日露・大東亜戦争において活躍した軍人の中から、現在ほとんど語られない人物9人を選び、でるだけ平易に紹介する。
【単行本】 268ページ
【出版社】 都築事務所 (2002/07)
【著者略歴】岡田 幹彦
昭和21年、北海道生まれ。国学院大学中退。日本政策研究センター主任研究員。学生時代よりわが国の歴史および人物についての研究を始め、月刊『明日への選択』に多くの人物伝を執筆、全国各地で講演活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものである)  

Portrait of Fukushima Yasumasa (福島安正, 1852 – 1919)
Portrait of Fukushima Yasumasa (福島安正, 1852 – 1919)

※福島 安正
嘉永5年9月15日(1852年10月27日)松本藩士・福島安広の長男として生まれる。
最終階級は陸軍大将。男爵。萩野末吉に続く情報将校。
幕府の講武所で洋式兵学を学び、戊辰戦争に松本藩兵として参戦。
明治6年明治政府に仕官し、司法省から文官として明治7年陸軍省へ移る。
陸軍大学校でドイツから来日したメッケルに学ぶ。
「シベリア単騎横断」と呼ばれる、、ポーランドからロシア、外蒙古、イルクーツクから東シベリアまでの約1万8千キロを1年4ヶ月をかけて馬で横断し、実地調査を行う。
日露戦争では満州軍総司令部参謀。
「満州義軍」満州馬賊を率いて総指揮をとり戦った。
明治45年関東都督に就任。



敗戦の日に改称せよ!

「敗戦」の日に思う

敗戦記念日に改称せよ 皇居前広場の臣民たち
敗戦記念日に改称せよ 皇居前広場の臣民たち

また、8月15日がやって来る。この日は、一般には「終戦」記念日と言われているが、このような欺瞞は無いのではないか。私は長年、「なぜ明らかに敗戦の日を終戦記念日と呼称するのか」と、疑問に思って来た。世界史上にあって、自分たちが戦争で負けてそれを「記念日」として祝う「おめでたい」民族は初めてではないのか?
 これがいつまでも日本人が精神的に自立できない根本原因なのではないだろうか?
 だとすれば、危機に立つ日本民族は、「終戦記念日」という欺瞞的な呼称を廃して「敗戦の日」と正しく称すべきであるがいかがなものであろうか?

もちろん、大東亜戦争で亡くなった多くの緒先輩方のご冥福は祈らなければならないし、その限りでこの日を「終戦」記念日と呼称することに反対するものではない。
 しかし、私には違和感が残るし、

いつまでも米軍GHQの仕掛けたマインドコントロールに浸っているのかとの義憤に駆られるのである。

北面武士



比国イスラム勢力の台頭にトランプ危惧

米国のトランプ大統領が、フィリピンのイスラム教過激派の台頭に大きな危機感を抱いている。同国南部ミンダナオ島での過激派が勢力を拡大しているためで、我々日本人も無関心ではいられない

米国政府は、イスラム過激派の掃討に向けて、五百人規模の米軍特殊部隊を投入し、フィリピン国軍に戦術指導や訓練を行ってきた。
同国最大のイスラム教過激派「モロ・イスラム解放戦線 MILF」が、同国政府と和平合意に調印した後、一旦は平和な状態が続くと思われた。だが、オバマ前政権が米軍部隊の大半を撤収する前にアブサヤフがイスラム国に忠誠を誓うなどの動きがあり、過激派が勢いを取り戻したのである。

イスラム教過激派は、同島マラウイ市を占拠するなど支配権を確立しつつあるようだ。問題となっているのは、国際テロ組織アルカーイダ系だったマレーシアやインドネシアでも勢力を持つ「ジェマ・イスラミア」や西沖合いの島々を拠点する誘拐で知られる悪名高い「アブ・サヤフ」である。そして南ラナオ州を拠点とする新興勢力のISに忠誠を誓う「マウテグループ」(ハピロングループ・バンサモロ正義運動・イスラム自由戦士・アンサール・アルキラファ・フィリピン)が合流したことだ。
別々に活動していた地元の武装勢力が、ISという旗印のもとに結集してしまったのである。

5月23日にマラウイで始まった戦闘では、インドネシアやマレーシアなど近隣諸国の他、サウジアラビアやチェチェン共和国を含む外国人戦闘員の存在が確認されたという。
 テロ専門家の話では、フィリピンのイスラム教過激派の戦闘員は、1200人の規模を誇り多くがマラウイ市以外に潜伏中とのことだ。
イスラム国は、シリアやイラクでは敗北したかも知れないが、東南アジアでは徐々に資金や戦闘員勧誘の国際的ネットワークを拡大しているのである。

北面武士

※ミンダナオ島のイスラム事情
フィリピンは、国民の90%以上がキリスト教徒であるが、ミンダナオ島は例外で、イスラム教徒の多いマレーシアやインドネシアのすぐ近くに位置し、島の人口の4分の1がイスラム教徒である背景がある。

※マウテグループ
首領のアブドゥラ・マウテは、エジプトの名門アズハル大学を卒業している地元では名門の出で、アラビア語を話し、サラフィー主義とジハーディストの思想に精通している。

※アブ・サヤフ
リーダーのイスニロン・トトニ・ハピロン(Isnilon Totoni Hapilon Abu)が、2014年にISの指導者アブー・バクル・アル=バグダーディーに忠誠を誓った。



香港の人々の不安を映画にした「十年」

2025年の香港はどうなっているのだろう。シナの習近平主席の香港に対する強権的支配が強まる中、香港の人々は将来に対しての不安を募らせている

こうした香港の人々の不安を映画にした「十年」が、近く日本の映画館でも上映される。この映画は、2015年から十年後の香港の未来を五人の若手監督によって撮影された映画です。昨年の大阪アジアン映画祭で上映され、その注目度の高さから二度目の上映が、完売したという。そこで今回、日本公開が決まった。香港で、わずか一館の上映からこの映画は、日本からは見えがたい香港の市井の人々の内包する問題を、見る側に問いかけている。香港の「一国二制度」が危機に瀕しているだけに、シナの政治や自由などを考える良い材料になると思います。始まったが、口コミで評判を呼び、徐々に上映館を広げた。

北面武士

 

※「十年」
中国に飲み込まれつつある香港の人々の不安を描き出したオムニバス映画で超低予算の製作費はわずか50万香港ドル(約750万円)である。
2016年の香港電影金像奨(香港アカデミー賞)で、最優秀作品賞を受賞。
日本でも昨年の大阪アジアン映画祭で上映され注目を集めた良質な問題作である。



とうとう狂ったか金正恩

クレイジー・ファット・ボーイが、本当にクレイジーになった!!

演説する金正恩氏(2015年10月11日付労働新聞より)
演説する金正恩氏(2015年10月11日付労働新聞より)

金正恩率いる北朝鮮軍が、グアム島周辺への中距離弾道ミサイルの「包囲射撃」計画について発表した。この計画は、ミサイル4発を同時に30キロから40キロの範囲内の海上に打ち込むというもので、同国軍部は「今月中旬までに最終完成させる」としている。
 どうしてこのような発想、このような対応になるのだろうか?さほどの危険な状況はないのに、金はいたずらに危険を煽っているように見える。金正恩は、暴発しているように思える。普通は取り巻きの人々がたしなめたりするものだが、この国には正常な感覚を持った人間は存在しないのだろうか??
 俗に「バカは死ななきゃ治らない」と言うが、治らないまま戦争に引きずり込まれる多くの人々にとっては迷惑な話である。当然、米国のトランプ大統領は、このような挑発に黙ってはいない。米空軍は、B1戦略爆撃を準備して先制攻撃も視野に入れている。場合によっては戦争になりうる訳で、クレイジー・ファット・ボーイが正気に戻ることを願うばかりだ。

北面武士



位階将来、シナの敵はAIとなるか?

未来を拓くAI(人工知能)は、シナの共産党にとって敵となりそうだ。科学が進めば、強圧的な政治体制にとっては、予想もしない結果になるかも知れない

イメージ artificial intelligence From Wikimedia Commons
イメージ artificial intelligence  From Wikimedia Commons

このほど、シナのインターネット大手、テンセントが提供したAIのプログラムが、ユーザーとの対話で共産党批判を繰り広げ、その結果同社がAIサービスを停止したーとのニュースほど、私を愉快にさせたこともない。
 もともと人工知能は、物事を論理的、科学的に考えるように設計されている。いわばコンピューターが思考して人間に伝える訳だ。したがって、事前に特定のイデオロギーをインプットする訳にはいかない。それだけに一国の支配者の意向を汲むことはできない。今のシナは、習近平がこれまでに無いような独裁者になろうとして、社会のあらゆる組織、機関に共産党の組織を設立している。
だがAIは正直である。ユーザーが「共産党万歳」と書き込むと、「かくも腐敗して無能な政治に、あなたは万歳ができるのか」と反論したという。また習近平主席が唱えている「中国の夢」についても、「あなたにとって中国の夢は何か」と聞いたところ、「米国への移住」と答えたというから傑作ではないか(笑)。
 いずれにせよ、人工知能は極めて正直なのである。あるいは、将来の人々は人工知能に政治に関してお伺いを立てるようにした方が賢明なのかも知れない…

北面武士