米国中間選挙で新しい波

6日に投開票された米国の注目の中間選挙は、トランプ大統領に対する信任選挙の意味を持っていたが、民主党が下院の多数を制した。上院はこれまで通り共和党が制し、いわば「ねじれ議会」になり、トランプ大統領の政権運営は困難を増すことは確実だ

Greater_coat_of_arms_of_the_United_States

日本としてみれば、トランプ氏の勝って気ままな政権運営が、多少はセーブされることは大いに結構と思われる。

そのことよりも、私が注目しているのは今回の中間選挙の結果で、米国政治の中の「新しい波」が芽生えていることだ。

それは、一つには女性議員が増加したこと。

さらに初めてイスラム教徒の女性議員や、アメリカ先住民(インデイアン)の女性議員も誕生した。

彼女らはいわゆるマイノリティ(人種的少数派)を代表する議員であり、アメリカの民主主義を象徴する人々とも言える。

トランプ大統領を押し上げた白人の労働者階層とは違うが、こうした「人種の多様性」を包含することこそ、アメリカなのである。

その意味では、今回の中間選挙は「エポックメーキング」な選挙と言っていいだろう。

        
北面武士